【蚊、アブ、ブヨ】キャンプインストラクターおすすめ!子ども向けの超簡単な虫よけ対策5選

当サイトのリンクには広告及びPRが含まれています。(プライバシーポリシー参照)

本格的なアウトドアシーズンが到来するといつも頭悩ませるのが虫対策。虫よけスプレーをしても刺されてしまう、有効な虫対策が分からない、そんな理由でついつい外遊びに行くのが面倒に感じてしまいます。ましてや、子どもがいるならなおさら心配ですよね。そこで今回はキャンプ歴10年以上経験してきた私がキャンプインストラクターの知識を活かし、ちょっとした工夫で出来る超簡単な虫よけ対策を5つにまとめました。

  1. 虫のTPOを意識する!
  2. 虫を寄せる黒色は避けよう
  3. 虫よけ効果を有効に使おう
  4. 火を有効に利用しよう
  5. ファーストエイドが一番大事!

これらの対策を実践すれば今よりずっと虫に悩まされることはぐっと少なくなります。今よりきっと楽しいキャンプライフを送ることができるでしょう。今回はキャンプで最も多いトラブルの原因となる虫刺されに対して有効かつ超簡単な虫よけ対策5選を詳しく解説したいと思います。

Wish

Wish流の楽しく簡単にできる虫対策を紹介します!

目次

キャンプは虫刺されトラブルが一番多い!

アウトドアアクティビティを体験するときに大人、子どもどちらも気をつけたいのが野生生物との遭遇です。特にその中でもキャンプをする私たちが身近に感じる生物といえば虫ではないでしょうか。

そして遭遇したくない虫といえば、蚊、アブ、ブヨ、ハチ、ダニ、アリ、毛虫、蛾・・・その数は無限に近くキャンプや川遊びなど自然界に身を委ねる遊びでは避けられません。その中でもキャンパーと最も遭遇率が高いのは蚊、アブ、ブヨですね。これらは吸血虫と呼ばれ好戦的に人を襲ってきます。このことから、虫刺され被害がキャンプで一番多いトラブルです。

虫対策というとすぐに連想するのは殺虫スプレーですが、殺虫スプレーは虫によって有効成分がことなるため、すべての虫に合わせて準備するのは困難です。

また、虫の数が無限に存在する広いキャンプ場で殺虫スプレーを撒くのは焼け石に水といってもいいでしょう。そこで今回は殺虫スプレーを用いずに出来る虫対策を5つ挙げたいと思います。

Wish

テントに殺虫スプレーかけてシミになった経験あるので
おすすめできません!

虫対策①虫のTPOを意識する!

TPOとは時間と場所と状況のことです。蚊、アブ、ブヨはそれぞれ発生しやすい時間帯と場所、状況が異なります。そこで虫のTPOに合わせた服装やキャンプ設営場所を意識することで虫対策になります。

Wish

これを意識するだけで虫対策がより有効的になりますよ!

虫の活発化する時間帯を把握する

アブは「日中」、ブヨは「朝、夕」、蚊は「朝、夕、夜間」が最も活発に活動する時間帯です。このことから、発生率の高い朝夕に虫対策を意識することが有効性を高めることになります。

朝夕に行う虫対策
  • 長袖、長ズボンを着用する
  • 虫よけスプレーは朝夕の2回散布する
Wish

虫よけスプレーの効果時間は限りがあるので
効率性を考えると朝夕の2回散布がおススメです

場所と状況を意識した服装にしよう

また服装は長袖長ズボンなど肌の露出を少なくするスタイルがよく推奨されています。これは確かに有効ですが、とても窮屈ですし、夏には熱中症になりやすいです。

テントやタープ下では軽装にするなどケースバイケースで服装を変えるように意識しましょう。また草むらや背の高い草が密集する場所は虫だけではなく草かぶれにもなります。

大人子ども関係なく虫取りなどで草むらに入る場合は長袖長ズボン等で肌の露出を減らし、熱中症対策としてこまめな水分補給を心掛けましょう。

Wish

夏キャンプでは虫刺されトラブルと同じくらい
熱中症は怖いので気をつけましょう!

テントの設営場所を考える

キャンプをする場所は山や川、高原などいろいろなフィールドが想定されます。その中で自由に設営できるフリーサイトや指定できる区画サイトは事前に設営場所を見学し、虫が多くなる場所はなるべく避けるようにしましょう。

虫が多くなる場所とは?
  • 川や湖など水辺や湿気が高そうな場所
  • 草むらや背の高い草が密集している場所
  • 木が多く常に木陰がある場所

は夏キャンプでは特に避暑を求めるために設営したくなる場所ですが、虫が多く発生しやすい場所でもあるので、なるべく避けた方が無難です。

Wish

暑さから逃げるか虫から逃げるか
悩ましい設営場所ですが後悔ない選択をしましょう!

虫対策②虫を寄せる黒色は避けよう

最近キャンプギアやキャンプウェアはいろんなカラーパターンが選べるようになりました。ただし、キャンプをするなら避けたい色があります。意外と知られていませんがその色は黒。これは山や川を仕事場にする人たちの間では常識として扱われている情報です。黒いテントに黒いタープ、黒のTシャツに黒のズボン。とてもカッコいいですが、招かざる虫も寄せてしまうことになります。

黒が危ないと言われる理由については諸説あり、「黒い服は熊に似ているから」「黒は太陽の熱を吸収し蓄熱しやすい」など言われています。実際に私も仕事で体験しましたがアブは白い服より黒や色の濃い服に寄ってきます。またスズメバチも攻撃しやすい色と言われているので虫が盛んな夏秋シーズンは黒い服装やキャンプギアは避ける方が無難です。

Wish

黒を使う時期は晩秋から真冬がおススメです!

虫対策③虫よけ効果を有効に使おう

最近アウトドアブームの影響もあっていろんな種類の虫よけスプレーがドラッグストアやホームセンター、コンビニなどで気軽に購入できるようになりました。そこで私がよく使う虫よけ方法を紹介します。

虫よけスプレーはハッカ油スプレーがおススメ

様々な虫よけスプレーがありますが一般的には2種類の忌避剤が使用されています。古くから使われているディートと最近主流になりつつあるイカリジンです。どちらも人体に大きな影響のない忌避剤として使われています。手に入りやすく手軽に使えるところがいいです。

ただ、いくら人体に影響がないとはいえ、やはり薬剤なので繰り返し使うことに少し抵抗があると思います。また小さなお子様がいる場合はなおさら気に掛けたいところです。そこで私も使っているハッカ油スプレーをおススメします。ハッカ油はハッカソウという植物から抽出された天然油分で虫よけ効果があります。

ハッカ油はドラッグストアやインターネットで入手可能です。またハッカ油スプレーは蚊、アブ、ブヨに大きな効果がありますし、ミント特有のスーッとした清涼感が暑苦しい夏にはとても気持ちよく感じます。

ハッカ油スプレーの詳しい作り方はハッカ油を販売している健栄製薬で紹介されていますので、ぜひ作って使用してみてください。

Wish

ハッカ油スプレーに使うエタノールは親油性を高めるため
無水エタノールを使うことをお勧めします!

蚊取り線香は屋外用、線香立ては自作しよう

殺虫剤としても有名な蚊取り線香は虫よけ効果も期待できます。蚊だけではなくブヨやアブにも有効なのでぜひキャンプで使いたい虫よけ対策です。

ただ、一般的な蚊取り線香ではなく、屋外専用の蚊取り線香を使用しましょう。屋外専用は通常の蚊取り線香に比べて太く、点火した際に煙が多く出るように設計されています

最近はホームセンターでも「屋外専用」や「屋外仕様」の蚊取り線香を多く見かけるようになりました。また現場作業者が良く使用するのは富士錦パワー森林香ですね。

どちらを選んでも構いませんが私の体感ではパワー森林香の方が虫よけ効果が大きいように感じます。パワー森林香は最近ではアウトドアショップにもあるので、見かけたら購入しましょう。また線香立ては付属のものを使うよりも自作の線香立てがおススメです

付属の線香立ての場合、線香を安定させる受け皿のようなものを準備しなければなりません。フィールドでは受け皿の置き場所に困ります。そこで100円ショップなどに売られている花壇用ピックに針金を巻き付けた自作線香立てがおススメです。フィールドに刺して蚊取り線香を引っ掛けるだけで簡単に使用できます。

タープや連結テントのペグダウン箇所やキャンプテーブルの脚元など複数個所に刺して点火しておけば一度の点火で6時間程度は有効です。ただし、あまり点火しすぎると煙すぎます。1サイトで2~3か所に設置するくらいがちょうどよいです。火気が多くなるので枯草や燃えやすいものがある場所に気をつけましょう

Wish

我が家はコビトさんが虫の番人になってます!

アブ・ハチに有効なのはオニヤンマ!

最近、新たな虫よけ対策として注目を浴びているのが昆虫のオニヤンマを模したフィギアです。「おにやんま君」という名称でインターネットで販売されています。

一時期100円ショップで販売されましたが商標登録と意匠登録により幻となってしまったので正規品として購入できるのは1社のみです。

気になる虫よけ効果について実際にキャンプで使用してみましたがテント内にはアブは1匹だけ入っただけで何匹も溜まるような悲惨な事態にはなりませんでした。

これがたまたまなのか、それとも虫よけ効果を発揮したのかはさだかではありません。また最近ではおにやんまを模した模型が種類が増えてきました。これらについて詳しい記事を作成しましたので、こちらをご覧ください。

Wish

私はむしろおにやんま君が盗難に遭うんじゃないかとドキドキでした。
目の届かないところに設置するのはやめときましょう。

虫対策④火を有効に利用しよう

火を使うと言っても虫を燃やすわけではありません。古くから人は虫よけに対していろいろなスキルを用いてきました。その代表的なものが火です。

難燃性キャンプギア×焚き火で得られる虫よけ効果

キャンプでよく使われる焚き火も虫よけ効果があります。焚き火の熱や薪から出る煙はアブやハチを忌避する効果があります。難燃性素材(TC素材)のキャンプギアと組み合わせると、日中でもアブやハチが寄ってきません。またテントやタープに溜まりがちなアブは焚き火の煙を嫌がる傾向にあるので、難燃性のテントやタープであれば日中でも火を焚くことをおススメします。

Wish

サバイバル動画でも洞窟前で火を焚いてるシーンありますよね。
あれは虫除けと動物除け効果を狙ってます。

ランタンの誘引効果を利用しよう

虫は夜になると外灯やランタンなど光に集まる習性があります。そして強い光であればあるほど誘引効果は大きくなります。

そこでこの誘引効果をうまく利用しましょう。テントの外に強い光を放つランタンを設置し、テント内は弱い灯りのランタンで強弱をつけます。

こうすることで、テント内の虫の数が少なくなります。これは誘蛾灯と同じ効果です。100%いなくなるというわけではありませんが、虫対策としては有効です。ぜひ試してみてください。

Wish

ランタンはLEDより液体燃料系が集まりやすいですよ。

虫対策⑤ファーストエイドが一番大事!

さて、これだけ虫対策をしたとしても、どうしても刺されてしまう場合があります。たまたま虫よけスプレーが切れたのか隙間を縫って血を吸われたか真相は分かりません。

ただ刺されたからといって放置してはいけません。刺されたことが判った時点で早めにファーストエイド(応急手当)を行うことで重症化を避けることができます

おすすめのファーストエイドキットは?

私がおすすめする虫刺されトラブルのファーストエイドキットは「ポイズンリムーバー」、「ムヒアルファEX」、「冷却シート」です。

他にも虫刺され用の軟膏などありますが、即効性を優先してこの3つを準備しておきましょう。

虫刺されのファーストエイド

私が行うファーストエイド(応急手当)の手順は下記の通りです。

  1. 刺された患部を水で洗い流し清潔にする
  2. ポイズンリムーバーで虫毒を吸い出す
  3. ムヒアルファEXを患部に塗る
  4. 患部を冷却シートで冷やす

大人、子どもに関わらず刺された!と思ったらまずは患部(刺された箇所)をきれいな水で洗い流します。そして虫毒を吸い出すことができるポイズンリムーバーを使用します。

ポイズンリムーバーの効き目については患部が刺されてから経過した時間が短いほど効果を感じることができます。逆に経過時間が長い場合には省略してもかまいません。ムリな抽出は傷口を広げてしまう可能性もありますので気をつけましょう。

アブやブヨに刺されてしまった場合はかゆみで収まらず、人によっては大きく腫れ上がったり、発熱や嘔吐など症状が重くなってしまう場合があります。これらを未然に防ぐためには早めのファーストエイドが大事です。気づいた時点で処置をしましょう。治りも早くなります。またファーストエイドで症状が改善しない場合は必ず病院を受診するようにしましょう。ファーストエイドの方法は日本キャンプ協会にも詳しく説明していますのでご参照ください。

塗布する薬は軟膏タイプや液体タイプなど多々ありますが、私が一番有効だったと感じたのは「ムヒアルファEX」です。

多くの熟練のキャンパーさんが使用しています。効果範囲は蚊、ブヨにとどまらず毛虫やクラゲにまで効果あるのでキャンプだけではなくアウトドア全般に使用できるところが心強いです。

ただし、体質なども考慮して自分に合った虫刺され用の薬を準備しましょう。

Wish

液体タイプより軟膏タイプが良いって方もいました。
自分に合った薬を選びましょう!

最後はドラッグストアなどで売られている冷却シートを患部に貼ります。患部を冷やすことによりかゆみを抑える効果があり即効性が高いです。

特に幼い子どもはかゆみを訴えることが多いので、患部を保護する意味も併せてお勧めします。また虫刺されの季節は夏場が多いので熱中症対策としても冷却シートは重宝します

ファーストエイドは自分で準備しよう

ファーストエイド、きっと誰かが持ってるからいいかな?と思ってしまうかもしれませんが、他人に薬を与えることは「薬機法(旧薬事法)」で禁止されています。処方されたものはNG、第一類、第二類も留意が必要となります。これは人にあげる、もらうことによる薬のアレルギー、副作用が怖いからです。

ファーストエイドの薬は必ず自分で準備しましょう。これは虫刺され用の薬だけではなく、頭痛薬や風邪薬も同様です。キャンプでどんなトラブルがあるか分かりません。薬は必ず自分用を持参していくことをお勧めします。

まとめ

いかがでしょうか。5つの虫対策、おさらいすると下記の通りです。

  1. 虫のTPOを意識する!
  2. 虫を寄せる黒色は避けよう
  3. 虫よけ効果を有効に使おう
  4. 火を有効に利用しよう
  5. ファーストエイドが一番大事!

特に難しいスキルというわけではありません。簡単に実践できることを解説しましたがこれだけでも、虫対策の有効性はぐっと高くなります。また小さなお子さんがいるファミリーキャンプでは特に虫対策は重要です。ぜひ安全で安心な楽しいキャンプライフを過ごすために5つの虫対策を実践しましょう!

Wish

最後まで記事を読んでいただきありがとうございました!楽しいソトイクライフをお過ごしください。

ランキングに参加しています。ポチっと応援お願いします!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA

目次