機能派かコンパクト派か?【3つの質問から分かる!】失敗しないキャンプ用薪ストーブの選び方!

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自分に合った薪ストーブとはなんだろう?失敗しない買い方はあるんだろうか。キャンプ用薪ストーブは種類も価格も多岐にわたり、選択肢がたくさんあります。機能性を重視した高性能タイプ、携帯性に優れたコンパクトタイプ、また価格が高いものから安いものまで、目の前に広がる多数の薪ストーブから自分が求める薪ストーブを絞り込むのが本当に大変です。そして、自分のキャンプスタイルに合わない薪ストーブを購入してしまったとき、処分がしづらい粗大ゴミ扱いとなる悲しい結末を迎えてしまいます。そこで今回は私が薪ストーブを購入した際に選んだ基準や、実際に冬キャンプで薪ストキャンプをしてみて得られた経験、そしてキャンプインストラクターの視点から、3つの質問で分かるキャンプ用薪ストーブの失敗しない選び方とおすすめしたい薪ストーブについて解説します。

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あなたにピッタリの薪ストーブが見つかりますように!

目次

キャンプ用薪ストーブの種類を分類化する

冬キャンプが活発になってきた現在ではキャンプ用薪ストーブの種類がかなり増えました。その豊富な種類を前に迷ってしまいますし、性能の違いが分かりにくく、戸惑いすら出てきます。そこで、まずは薪ストーブの種類を「タイプ」「価格」「材質」で分類します。こうすることで代表的な薪ストーブの構造や特性が見えてきます。

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薪ストーブは種類は多いけど大まかに分類可能なんです!

薪ストーブのタイプ

薪ストーブ全てにおいて共通しているのは薪ストーブ本体に煙突がセットということです。ただ厳密にタイプ別に分けると次の2通りになります。それは「一体型」と「折りたたみ型」です。

一体型

ドラム型、箱型などでパーツごとに分解できない

折りたたみ型

扉や天板、サイドパネル等をパーツごとに分解可能

この2つの大きな違いは収納時の梱包サイズです。一体型は分解できませんので薪ストーブ本体の大きさがそのまま梱包サイズになるのに対し、折りたたみ型はパーツごとにバラバラに分解できるので梱包サイズは小さくなります。

一体型
折りたたみ型
  • 本体分解できず、収納時には大きくかさばる
  • 一体構造なので歪みにくい
  • パーツ分解できるのでコンパクトになる
  • パーツ組合せ構造なので歪みやすい

ただし、使用回数を重ねるごとにパーツ分解できる折りたたみ型は一体型に比べ、歪みやすく本体に隙間ができやすいという欠点もあります。

一体型の場合はかさばる
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軽自動車やバイクなら折りたたみ型が便利ですね

薪ストーブの価格

薪ストーブの価格は、薪ストーブのサイズ、材質、そして各メーカーによって大きく異なります。価格帯は15,000円から100,000円まで幅広い範囲になります。これらを細かく分類することはできませんが、価格帯を二分にすることは可能です。私のイメージもありますが、おおよそ30,000円(2023年2月時点)を境として、安価な薪ストーブと高価な薪ストーブに分類します。それぞれの特徴については次の通りです。

安価な薪ストーブ
高価な薪ストーブ
  • 耐久性が低いものが多い
  • 初期費用を抑えることができる
  • 短期的に買い替え検討
  • 耐久性が高いものが多い
  • 初期費用が高い
  • 長期的に使用可能

なぜ、このように価格で分類するのか?その理由は自分の価値観と照らし合わせるためです。人はそれぞれ異なる物の価値の見方があり、高価なものを長く使いたい人がいれば、安価なものを何度も買い換えて使う人がいます。どちらにも正しい理由があるので間違いではありません。そして薪ストーブの価格が高ければ高いほどグレードは上がっていきますが、自分の価値観に合った薪ストーブとは言いきれません。つまり価値観(価格)も薪ストーブを選ぶ基準として大切な条件となります。

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これはあくまでも私の基準です
価格は参考程度にしてください

薪ストーブの材質

薪ストーブの材質は鉄製、ステンレス製に大きく分類できます。最近ではチタン製も出てきました。材質による大きな違いは耐久性や腐食性や重量、そして価格です。

鉄製

耐久性が低く腐食性が高い。重量が小さく価格は安い

ステンレス製

耐久性は高く腐食性が低い。重量は大きく価格は高い

チタン製

耐久性は高く腐食性が低い。重量は最も小さいが価格は最も高い

またこの他に薪ストーブに活用される材質特有の性能として熱伝導率が異なります。薪ストーブにおいて、熱伝導率が高いほど暖まりやすく低いほど暖まりにくいという特性が現れます。この特性によって薪ストーブは鉄製が最も暖房性能が高くなるということになります。

薪ストーブにおける材質の熱伝導率
鉄製
熱伝導率が高い
ステンレス製
熱伝導率が低い
チタン製
熱伝導率が低い

ただし熱伝導率が高いからこそ鉄は腐食しやすく、耐久性が弱いという欠点にもなります。またステンレス製は安価なSUS430と高価なSUS304がありますが、大きな違いは耐久性であり、その差が価格に反映されています。

ウィンナーウェルはSUS304製です
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どの材質を選んでも
間違いではないです

3つの質問で分かる薪ストーブの選び方

それでは実際に自分に合う最適な薪ストーブを選び方を説明します。薪ストーブは大まかに分類すると3つのパターンで分けられることは前章で説明しました。これを基に実際に私が自分に合う薪ストーブを選ぶために用意した3つの質問があります。これに従って薪ストーブの候補を絞り込んでいきましょう。

あなたは機能派ですか?それともコンパクト派ですか?

質問.1 あなたは機能派ですか?それともコンパクト派ですか?

これは薪ストーブのタイプによる選択です。重量を気にすることなく本体にサイドビューガラスが付属していたり様々なオプションによる拡張性が図られる機能派、拡張性は不要で暖房機能があればよい、折りたためて軽量に収めたいコンパクト派、この二つで大きく絞ることが出来ます。自分のキャンプスタイルで選びましょう。たとえば薪ストーブの性能をなるべく高くしたいのであれば機能重視型になりますし、軽自動車やバイクスタイルであればコンパクト重視型を選びます。

あなたは高価で長く使う派ですか?それとも安価で買い替える派ですか?

質問.2 あなたは高価で長く使う派ですか?それとも安価で買い替える派ですか?

薪ストーブの価格(あなたの価値観)による選択です。高価な薪ストーブと安価な薪ストーブのどちらを選ぶかは人それぞれの価値観により変わります。自分の価値観はどちらになるのか選択しましょう。10年でも20年でもキャンプギアは出来るだけ長く使いたいという考え方と、トータルコストを意識して安価なもので済ませ、他のキャンプギアを購入する考え方に分かれます。自分のキャンプギアの傾向を見て判断しましょう。

あなたがこだわる薪ストーブの材質はどちらですか?

質問.3 あなたがこだわる薪ストーブの材質はどちらですか?

機能性や価値観で自分の理想的な薪ストーブのイメージが出来てきたら、最後は材質による特性で絞り込みます。薪ストーブは鉄製とステンレス製に分けられます。特性については下記の通りに分けられます。

鉄製薪ストーブ
ステンレス製薪ストーブ
  • 熱しやすく冷めやすい
  • 熱伝導率が高く暖房性能が高い
  • サビやすく耐久性が低い
  • 熱しにくく冷めにくい
  • 鉄製に比べると熱伝導率が低い
  • サビにくく耐久性が高い

それぞれ特性が異なるので、自分に合ったイメージに沿って選ぶことで自分に合った薪ストーブを見つけることができるでしょう。チタン製については、特性はステンレス製とほぼ同じです。とにかく軽量化を図りたいコンパクト派に分類されますので「質問1.あなたは機能派ですか?それともコンパクト派ですか?」に戻ります。またステンレス製は、比較的安価で耐久性が低いSUS430と、高価で耐久性が高いSUS304に分けられますが、これは前項の「質問2.あなたは高価で長く使う派ですか?それとも安価で買い替える派ですか?」で選んだ価値観で購入を決めましょう。

私が選ぶおすすめ薪ストーブの紹介

3つの質問で絞り込んでみると、自分に合った薪ストーブのイメージが掴めたと思います。それでは、私がおすすめする薪ストーブを質問で得られた回答別に紹介します。

コンパクト派で安価なステンレス製

ホンマ製作所 フォールディングキャンプストーブ HS-440

薪ストーブ界の王道ホンマ製作所で作られ、ステンレス製でガラス窓がありながら、本体は工具不要で組立てられる折りたたみ式なのでコンパクト派には魅力的な薪ストーブです。また価格帯もコンパクト型では安価なのでおすすめです。

コンパクト派で高価なチタン製

テンマクデザイン フォールディングチタンストーブ改

「ツーリングキャンプに持っていける」をコンセプトとし、超軽量&コンパクト薪ストーブです。薪ストーブの中では数少ないチタン素材で軽量化に特化しており、総重量は2.2kgとコンパクト型では飛びぬけています。

機能派で安価な鉄製

Ozpig(オージーピッグ) ファイヤーサイドエディション

「オーストラリアの子ブタ」で親しみのあるオージーピッグは一体型でありながら、携帯性に優れ、使いやすい鉄製薪ストーブです。また拡張性が高く豊富なオプションでいろいろな薪スト料理が楽しめるのも大きな特徴です。

OzPig 電動モーター付ロティサリー

機能派で安価なステンレス製

FIELDOOR 薪ストーブ

薪の大きさが35cmまで対応し、正面ガラス窓がついてステンレス製の薪ストーブでありながら、価格が24800円(2023年2月時点)という驚きの高コスパ薪ストーブです。

機能派で高価な鉄製

Mt.SUMI(マウントスミ) 薪ストーブ オーラ WoodStove AURA

ステンレス製の薪ストーブが多数を占める中で、鉄の特性を最大に生かし独自の技術を盛り込んで、薪ストーブ本来の性能を大きく活かしている鉄製薪ストーブです。また国内メーカーで生産されているためサポート対応もしっかりしています。

機能派で高価なステンレス製

テンマクデザイン ウッドストーブM

ウッドストーブはキャンパーさんでも人気があり定評のある薪ストーブです。また材質は耐久性が高いSUS304を使用しています。ウィンナーウェル社の薪ストーブをテンマクデザインモデルとして販売しているため、同社製品と互換性がありウォータータンクや燻製ボックスなど拡張性が高いのも人気の高い理由です。

テンマクデザイン ウッドストーブ
Wish

私は「機能重視で高価なステンレス製」だったのでウッドストーブを購入しました!

まとめ

いかがでしたでしょうか?完全に絞り込むことは難しいかもしれませんが、おぼろげでもイメージを固めることで、あふれる薪ストーブの情報から自分に合いそうなタイプを見定めることができると思います。
今回私がオススメした薪ストーブはどれも人気があり、可能であればすべて購入したい商品ばかりです(笑)

薪ストキャンプの様子

キャンプ用薪ストーブは昨今、キャンプ系インフルエンサーに注目されていることもあり、これからも多岐にわたる種類が増えていくと思われます。
そして選択肢がさらに増えることで、自分が求める薪ストーブを絞り込むのが大変ですが、時間をかけて選ぶ楽しみやフィールドデビューさせたときの達成感こそが薪ストキャンプの醍醐味のひとつとも言えるのではないでしょうか。
ぜひ失敗しない薪ストーブを選んでいただき、より良いキャンプライフが送れますことを心から願います。

Wish

最後まで記事を読んでいただきありがとうございました!
楽しいソトイクライフをお過ごしください。

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またキャンプ用薪ストーブを購入した方向けに薪ストキャンプに必要なものについて記事を書きました。よろしければこちらの記事を読んでみてください。

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